集約タイプと動的ベースラインアグリゲーター
集約タイプのオプション
メトリクス名 | 集約タイプ | 内容 |
---|---|---|
抽出されたアラートの合計。 注記: 動的 オプションは、APM 、ブラウザ、およびモバイルのモニタリング機能でのみ利用可能です。 | ||
応答時間 | 平均 は、指定した期間における平均応答時間です。 回数 は、指定した値に基づきアラートが発生した回数です。 動的 オプションは、しきい値を自動的に計算します。注記: 平均および回数以外の集約機能を持つメトリクスには、動的ベースライン 集約オプションは使用できません。 例としては、動的ベースラインアグリゲーター を参照してください。 | |
エラーコード | 合計 | (400-409, 429, 500-504, 511) のエラーコードが発生したアラートの合計 |
Apdex | Apdex | 全リクエストのうち、満足、もしくは許容されたリクエストの割合 |
インスタンス稼働率 | デフォルト | アラートがトリガーされる利用可能なインスタンスの数 |
動的ベースライン アグリゲーター
アプリケーションメトリクスの しきい値には動的ベースラインアグリゲーターが使用され、SD*2+Mean として設定されます。
- Mean は、選択した期間におけるメトリック値の平均値です。
- SD は、平均値の標準偏差です。
- 2 は、デフォルトの標準偏差の乗数です。
デフォルトで設定される期間は120 分です
選択されたメトリクスの現在の値が、動的ベースラインの しきい値を超えた場合、アラートが発生します。
例:
アプリケーションの応答時間が、過去10分間で10ms、20ms、30ms、40ms、100msだった場合、
平均値:(10+20+30+40+100)/5 =40
標準偏差: ( (10-40)2+(20-40)2+(30-40)2+(100-40)2 )/(5-1)= 1250 =√1250= 35
したがって、標準偏差は:SD= 35
しきい値: (35*2)+40 = 100
現在の1分間の応答時間が100msを超えた場合にアラートが発生します。